辻医院【西宮市・甲子園】小児科、内科、アレルギー科西宮市甲子園町5-23甲子園エリアで、小児科・内科をお探しの方へ。赤ちゃんから大人まで、ご家族で安心して通える地域のかかりつけ医です。

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疾患・ワクチンの 超簡単な説明

このページの更新歴

追加: 9. 花粉症の準備・治療

更新: 4. インフルエンザのお薬について

9. 花粉症の準備・治療

1️⃣2月頃からゴールデンウィーク頃まで、スギをはじめとした樹木花粉による花粉症がみられます。毎年この時期に、鼻水・くしゃみ・目のかゆみといった症状が繰り返し出る場合、花粉症と診断できます。原因となる花粉を詳しく調べたい場合や、免疫療法(舌下免疫療法など)を希望される場合には、血液検査が必要になります。

2️⃣花粉症の症状を抑えるためには、環境整備と薬物療法(対症療法・免疫療法)があります。環境整備とは、できるだけ花粉に触れないようにすることです。具体的には、マスク・帽子・花粉用メガネの着用、花粉が付着しにくい素材のアウターの使用、帰宅時にアウターをはたく、洗濯物を室内干しにするなどが有効です。

3️⃣薬物療法の基本は、抗アレルギー薬(第2世代抗ヒスタミン薬)の内服です。症状に応じて、他の種類の抗アレルギー薬、漢方薬、ステロイド薬に加え、点鼻薬や点眼薬を組み合わせて使用します。
👉 受診時の症状の強さや、これまでの経過・昨年までの効き具合を参考にお薬を選択します。薬の種類は非常に多いため、症状やご希望を伺いながら、できるだけ合ったお薬を選んでいきます。

4️⃣内服薬は、症状が出る前から服用を開始することで、症状が出てから飲み始める場合に比べて軽く抑えられることがあります。毎年「薬を飲んでもあまり効かない」と感じている方には、早めの服薬(初期療法)をおすすめします。

5️⃣免疫療法は、重症度にかかわらず、花粉症の症状を根本的に軽くしたい方が対象となります。効果や副作用、開始時期などが通常の薬物療法とは異なりますので、興味のある方は診察時にご相談ください。

8. 感染性胃腸炎(特に乳幼児)

1️⃣乳幼児の感染性胃腸炎は、突然の嘔吐から始まり、後から下痢を伴うことが多い病気です。周囲に流行がない場合や、高熱が続く、不機嫌が強いといった症状がある場合には、細菌性腸炎や他の病気の可能性も考えながら診察・対応します。

2️⃣乳幼児の感染性胃腸炎の多くはウイルスが原因です。
ロタウイルスやノロウイルスがよく知られていますが、原因となるウイルスの種類によって、お子さんご本人への治療内容が大きく変わることはありません。そのため、保育所や幼稚園への登園判断のために、必ずしもウイルス検査を行う必要はありません。ただし、高熱が出ている場合や、入院・病児保育を利用する際などには、検査が必要になることもあります。

3️⃣ロタウイルスやノロウイルスは非常に感染力が強く、アルコール消毒では十分に不活化できません。
👉 消毒には、塩素系消毒薬や漂白剤(ミルトン、ハイターなど)を使用します。消毒だけでなく、汚染されたおむつや吐物を早めにビニール袋などで密封して処理すること、十分な換気を行うこと、紙タオルを使用すること、タオルを共用しないことも大切です。

4️⃣治療は、食事療法と対症療法が中心になります。嘔吐がある場合には制吐薬の使用や、少量ずつの補水が重要です。補水の基本は経口補水液ですが、嫌がる場合は工夫が必要です。嘔吐が止まった後は食事を再開するのも大切です。また、下痢が続くとお尻かぶれを起こしやすいため、皮膚ケアにも注意が必要です。

5️⃣感染性腸炎は、同じ原因であっても、お子さんと保護者の方とで症状や重症度が異なることがあります。保護者の方が症状がきついこともあります。当院では、お子さんだけでなく成人の方の診察・対応も行っています。

7. 帯状疱疹ワクチンの説明

1️⃣帯状疱疹は、突然の皮膚の痛みと発疹で始まる病気で、主に中高年以降の成人に発症します。痛みは強く、約1か月程度、場合によってはそれ以上続くことがあります。また、発疹が出ている間は水痘(水ぼうそう)の原因ウイルスを含むため、免疫のない乳児などに感染させる可能性があります。そのため、予防目的でのワクチン接種が勧められています。

2️⃣帯状疱疹ワクチンには、組み換えワクチン「シングリックス」と生ワクチン「ビケン」の2種類があります。

3️⃣「シングリックス」は、予防効果がしっかりと実証されており、接種後数年間は約90%前後の高い予防効果があります。一方で、2回の筋肉注射が必要で、接種部位の痛みや発熱・倦怠感などの副反応がみられることがあります。また、費用は「ビケン」の約5倍と高く、自費では約45,000円かかります。

4️⃣「ビケン」は、もともと水痘(みずぼうそう)予防の生ワクチンで、帯状疱疹に対しても一定の予防効果があるとされていますが、効果は「シングリックス」より低いとされています。メリットとしては、1回の皮下注射で済み、痛みや副作用が比較的少ない点が挙げられます。

5️⃣いずれのワクチンも、自治体による公費助成の対象となっています。
公費負担を利用した場合(西宮市・令和7年度)、「シングリックス」:11,000円 × 2回=22,000円、「ビケン」:約4,000円で接種できます。

👉 公費助成の対象年齢や自己負担額は、年度や自治体によって異なります。
特に「シングリックス」は、年齢によっては1回分のみが公費負担となる場合がありますので、必ず市町村のホームページや広報をご確認ください。

6. インフルエンザワクチンの説明

1️⃣当院では、点鼻タイプのインフルエンザワクチンと、防腐剤(チメロサール)の有無が異なる注射タイプのインフルエンザワクチンを取り扱っています。

2️⃣点鼻ワクチンには、

・注射による痛みがない
・1回の接種で済む
といった特徴があります。

3️⃣注射ワクチンについては、水銀入り防腐剤の有無による効果や副反応に大きな差はないとされています。WHO(世界保健機関)は、不要な水銀使用を減らす方針を示しており、日本でも多くのワクチンは水銀入り防腐剤を使用しない製剤が主流となっています。

👉ただし、インフルエンザワクチンについては、水銀入り防腐剤を使用しない製剤の普及はまだ十分とは言えない状況です。その状況で多くの方に接種できているのは当院の特徴です

4️⃣令和7年度はインフルエンザワクチンの供給は比較的安定しているとされていますが、時期によっては品切れとなる可能性があります。そのため、10月中に初回接種を済ませていただくことをおすすめしています。

5️⃣ インフルエンザワクチンは打った皮膚に発赤痛みが出やすいワクチンです。痛みを伴ったり15cm超えるような広範囲の腫れ発赤が出るようでしたらご相談ください

5. 年齢ごとのワクチンのポイント

1️⃣  生後2か月から、五種混合ワクチン、肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ワクチン、ロタウイルスワクチンの接種が始まります。これらはいずれも初回として複数回の接種が必要です。また、BCGは生後5〜8か月頃に接種するワクチンです。これらの乳児期前半に接種するワクチンについては、特別な事情がなければ、過度に悩まず、推奨されている時期を逃さずに接種していくことで、十分な予防効果が得られます。

2️⃣ 日本脳炎ワクチンは、生後6か月から接種可能ですが、一般的には3歳頃から接種が行われています。接種開始時期については、保護者の判断で決めることができます。

生後6か月から接種を開始するメリットは、早期に免疫を獲得できることや、接種時の抵抗が比較的少ない(暴れない)点です。一方、3歳から開始した場合は、9歳時点での抗体価がやや高く保たれる傾向があります。ただし、この差は予防効果に大きな影響を与えるものではなく、いずれの開始時期でも十分な予防効果が得られると考えられています。そのため、日本脳炎ワクチンは生後6か月から接種可能とされています。

3️⃣ 1歳になると定期接種以外に任意接種でおたふくワクチンが打てるようになります。ただ、おたふくワクチンは製造上の問題で流通量が少なく希望者全員が打てる状況ではありません。

👉接種予約をして頂き、納入確認後に接種となります

4️⃣ 年長さんの時期には、任意接種として「ポリオ」や「三種混合(DPT)」のワクチンを検討することがあります。ポリオは日本国内では長年発生していませんが、海外からの持ち込みによる感染リスクは完全にゼロではありません。現在、日本の定期接種では乳児期に必要な回数の接種を行っていますが、年長児での追加接種は任意で検討される場合があります。三種混合ワクチンは、特に百日咳の予防を目的として接種されます。百日咳は年長児や学童期、成人でも問題となることがあり、今後、年齢の高い世代への追加接種が勧められる可能性があります。なお、妊婦さんへの接種も任意接種として推奨されています。

5️⃣ 病気の流行が減少すると、その病気に自然に触れる機会が少なくなり、免疫を持たない人が増えることがあります。実際に、麻疹や水痘の患者数が減少した影響で、現在の若年成人では、これらの病気に対する免疫保有率に世代差がみられています。このように、社会全体の免疫状況(集団免疫)は時代とともに変化します。そのため、予防接種については、その時点での推奨や状況を確認していただくことが、最も分かりやすく確実な方法です。

4. インフルエンザのお薬について

1️⃣ 抗インフルエンザ薬が必要な方
インフルエンザと診断された場合でも、すべての方に抗インフルエンザ薬が必要なわけではありません。症状が強い方、重症化や悪化が予想される方を中心に処方しています。

2️⃣ 服用開始のタイミング
抗インフルエンザ薬は、発症から48時間以内に使用すると、症状を軽くし、回復を早める効果が期待できます。48時間を超えると効果は弱くなり、原則として保険適応外となります。

3️⃣ 使用できる薬の種類
現在、抗インフルエンザ薬には

飲み薬(2種類)

吸入薬(2種類)

注射薬(1種類)
があり、年齢・症状・使いやすさなどを考慮して選択します。

👉 当院では、A型にはタミフル(オセルタミビル)を基本薬として処方しています。B型は小学生以上はゾフルーザを、乳幼児は重症度で選択します。ただし、粉薬が苦手なお子さんや吸入薬を希望される方には、別の薬を選択することも可能です。

4️⃣ ゾフルーザ・注射薬について
ゾフルーザは1回の服用で済む飲み薬ですが、特に乳幼児では耐性ウイルスが出現しやすい可能性が指摘されており、使用を控えるよう注意喚起があります。また、鼻出血などの出血性副作用が報告されているため、慎重な判断が必要です。注射薬は、使用後に肝機能などの経過観察が必要となる場合があり、検査体制が整った医療機関での使用が基本となります。

5️⃣ 治療方針について
以上はあくまで治療の基本的な考え方です。
患者さんの年齢・体調・生活状況・ご希望に応じて、薬の種類を変更することも可能ですので、診察時にご相談ください。

3. いわゆる風邪について

1️⃣  機嫌よくスヤスヤ寝てたら、まぁ大丈夫です

2️⃣ 機嫌悪い・鼻がつらそう・せき込むときは受診を考えます

3️⃣ 症状がきついときは早目の受診が必要です

👉熱が無くても、呼吸がとても苦しい、最低限の水分・栄養が取れないと入院治療となります

4️⃣ 体質や家族構成、通園の有無などで治るまでの経過はいろいろです

5️⃣ 中耳炎や喘息、アレルギー性鼻炎などは別の項目で説明します

2. 乳児湿疹について

 1️⃣ お肌が赤くなっている状態です。新生児の白ニキビは正常です

2️⃣ 月齢、湿疹の場所、湿疹以外の症状、などで湿疹の原因を考えます

3️⃣ 原因によって治療をしていきます。

👉強い治療は少ないのですが効果がステロイドと抗生物質など真逆な治療があります

4️⃣ 初回の治療の効果をみて他の診断にたどり着くこと(食物アレルギー)や治療後に違う原因の湿疹(カンジダ、アトピー)が出てくることもあります

5️⃣ 簡単な説明は難しかったですね

1. 臍(さい)ヘルニアについて

  1️⃣ おへその穴が閉まっていない状態です

 赤ちゃんのおへそ(お腹の壁)が完全に閉じきらず、内側がふくらんで見えます。

2️⃣ 小さいものは自然に閉まります
 多くの場合、成長とともに自然に治っていきます。

3️⃣ 大きすぎる場合は、他の病気も考えます
 ふくらみが非常に大きい場合などは、他の疾患が隠れていないか確認します。

4️⃣ 自然に治りそうにない場合は、テープで固定します
 ふくらみを戻してテープで固定し、縮小を促します。
 👉 肌が安定する生後1か月頃から開始します。

5️⃣ 臍ヘルニア自体は見た目の問題です
 命にかかわることはありませんので、ご安心ください。

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